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富田屋の珈琲新聞

2022年の珈琲の富田屋ニュース

第249号
2023.01.01発刊
カテゴリー
暮らし

富田屋ニュース

蔵への移転

2022年4月1日、自宅兼工房から自宅の目の前にある蔵へコーヒー焙煎工房が移転しました。工房の設計は建築士さんと1年以上相談し、工事も9カ月。移転後、1~2ヶ月ほどで新しい工房にも慣れて、物の置き場や収納など次第に落ち着いて来ました。

以前の工房は手狭になって出来上がったコーヒーの置き場にも困る日もありましたが、新工房ではそんなこともほとんど無くなり、快適です。アルバイトに来てくれる人が同じ時間帯に2人になっても動ける広さというのは驚きでした。
焙煎にも集中しやすい間取りになり、移転できて本当によかったなぁと思います。

2階の図書空間の利用率はイマイチですが、今は週に2日ほどはどなたか来られて好き好きに過ごされています。お子さんと遊ばれる方、本を読みに来られる方、万葉集市民講座の復習のために来られる方、絵画教室に使われる方、本を寄贈に来られる方、お友達数人とゆっくりおしゃべりに来られる方など。まだ今は知らない人同士がかち合うことが滅多にないのですが、今年は知らない人同士の交流が芽生えたらいいなと思っています。

スマイルオレの製造数

2009年ごろから製造しているスマイルオレ。牛乳で4倍ほどに割ると簡単にカフェオレが出来るという商品です。1年間で6回以上製造していたと思います。実はこの製造が意外と大変だったので2022年には製造中止にするかどうか悩んでいました。が、ありがたいことに多数リクエストをいただき、数量・期間限定での販売に切り替えました。常時品薄様態となってしまい、お求めの方には大変ご迷惑をお掛け致しました。製造側としましてはあらかじめ時間のある日に焙煎と瓶詰加工日、数量を設定して作れたのでとてもいい感じで作ることが出来ました。
今年は品薄状態を多少なりとも改善できればと思っております。

時給1000円

2022年10月に全国の最低賃金が上がりました(奈良県は896円)。それに伴い富田屋のスタッフの時給を1000円にしました。これは東京都の最低賃金に換算すると1196円になります。以前から1000円にしたいという思いはありましたが、なかなか踏ん切りが付きませんでした。ですが、スタッフのみなさん、毎日体調を整えて、休まないように努力し、そして仕事もしっかりしてくれています。サボろうという気配は全く見えません。

うちのスタッフはみんな、普通には働きにくい人が来てくれています。例えば統合失調症だったり、ニートだったりします。働くこと自体が初めてという人も少なくありません。そういう人たちがうちで自信を付けて、他でもやっていけるかもと思ってもらえたら万歳です。そういう人たちに自信を付けてもらうためにも1000円にしたかったのです。ちなみに時給はここ橿原市のスターバックスと変わりません。

ユーチューブの出演

まだ、詳細をお伝えできない状態ではありますが、11月にとある方のユーチューブ撮影に出演しました。そして、後ほど公開される予定です。
撮影までの準備は長く大変でしたが、撮影はとても楽しく、嬉しい時間でした。
詳しく書けなくてごめんなさい。

コトリコーヒーさんのドリップバッグ

12月からコトリコーヒーさんのドリップバッグの販売を開始しました。コトリコーヒーさんは以前は宮城県にお店がありましたが、香害(柔軟剤などの人工香料で化学物質過敏症を発病)で閉店されました。その後、那須のフレグランスフリー(人工香料の無い空間を目指す)の那須まちづくり広場でお店を再開。僕自身も人工香料やファブリーズが苦手です。
たくさんの人に香害を知って欲しいという事と、コトリコーヒーさんを応援したいので販売させていただいております。

2023もお楽しみに~。

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