1月の出来事
- 第262号
- 2024.02.01発刊
- カテゴリー
- 学び
もう1ヶ月が過ぎました
2024年になってもう1ヶ月が過ぎました。どなたももう1ヶ月!と驚いていることでしょう。
もちろん最も驚いているのは僕です。子ども達の時間は現代もゆっくり過ぎているのでしょうか。
さて、インドア&引きこもりでお馴染みのバイセンマンですが、今年はなぜか1月から動き回りました。
まず、1/18は博多へ。この日は2月末からニカラグア&エルサルバドルの産地訪問に行くコーヒー屋のメンバーが事前の勉強会&顔合わせで希望者だけ集まりました。13時の会と15:30の会がありましたがせっかくなので両方参加しました。
当日の午前にいろいろ行けたらと思い、前日の晩から夜行バスで京都から博多へ移動しました。
1/18の朝8時前に博多へ着き、12時頃まではカフェや自家焙煎店を巡りました。昼ごはんも博多っぽいものは何1つ食べず、気になるパン屋さんで買いました。
13時前に会場について挨拶もそこそこに焙煎の話や悩み相談やカッピング(ワインで言うテイスティング)。今回は各焙煎屋の焙煎したコーヒーをブラインドでカッピングしたり、訪問する農園の豆をカッピングしたり。あとはサンプル焙煎機での焙煎の実験。エスプレッソよりも濃い一日でした。
うちのコーヒーを飲まれたコーヒー屋さんに意見を聞くと「中煎りだけど炭化した味がある」とコメントいただきました。
確かに他のコーヒー屋さんと比べると、明るさに欠けて酸味が少なく、少しボケた味わいです。よく言えば落ち着いた味わいで酸味が少なく飲みやすいのですが。自分ではそれなりに美味しいと思っていたのですが、もう少し明瞭さが欲しくなりました。
実は昨年末からいくつかの種類のコーヒーで焙煎の改良をしていたのですが、1/19以降はもっと思い切った焙煎方法の変更をしています。
中浅煎り、中煎りでは以前より味の明るさや香りの華やかさが感じられるようになりました。ただ、最近、中浅煎りでは酸味がよく出るので、少しだけ戻そうと思っています。定番のアンデスコンドル、特製ブレンド、森林にてなどはもう少し様子を見てから改良していきます。
その後、1/21は東京へ。この時も前日の夜24時の夜行バスで行ってきました。実は本を出版するためのクラウドファンディングの返礼品で伝説の大坊珈琲店が人数限定で飲めるという事でクラファンに申し込んでいたのです。
2日間で6回(各10人ずつ)のコーヒーが提供されました。
部屋に入った瞬間、静謐な空間であることに戸惑いました。会が始まると大坊さんが穏やかに話し始められて、場の空気は緊張感がありつつも和らぎました。深煎りのコーヒーを60g使い、約3分ほどで150cc(3人分)ほど抽出されます。
飲めるのは50ccなのでみんな大切に飲んでいました。飲んだ途端、脳天をズドンと貫くような衝撃。最高級のウィスキーをストレートで飲むような染み入る味わい。僕の会には広島から来られた方や堀口珈琲の社員さんも来られていました。
その翌日1/22は夕方から奈良市で経営実践研究会会長特別講演を聴きに行きました。懇親会では会長さんが隣に座られ、「君はまず、人に与えることをしなさい」とこっぴどく諭されました。
今後の予定
- ほぼ毎週土曜19時から珈琲の富田屋2階で現役教師による寺子屋開催(ご参加いただくには除菌消臭剤や柔軟剤などの不使用が条件となります)
- 2/17(土)14:00-16:00、珈琲の富田屋2階で渡会光晴氏によるピアノと朗読「宮沢賢治の世界コンサート:銀河鉄道の夜」開催
- 2/18(日)9:30-11:30、珈琲の富田屋2階で読書会開催
- 災害NGO結さんへの送金総額が1月時点で122万円になりました。
- 2/26~3/12までニカラグアとエルサルバドルに農園視察決定。
- 9月1日、山梨県から保坂浩輝氏を招いて日本の匠の品の講演と即売会。
富田屋の当たり前
私どもはとてもシンプルに
おいしいコーヒーを作ります。
難しいことはしません。
当たり前のことを手を抜かずにするだけです。