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富田屋の珈琲新聞

新工房に移転完了

第240号
2022.04.01発刊
カテゴリー
仕事

引越し完了いたしました

3月29日~31日にかけて引越し完了いたしました。1855年に建てられた蔵を改修した新工房にて4月1日から営業再開です。

3月末にひと通り工事が無事完了しました。最後まで丁寧に工事をしていただいた松中工務店さんと大工さん、日々現場に足を運んでいただいた建築士の上野さんには感謝感謝です。本当にありがとうございました。
とは言え、焙煎室の棚(あるいは机)は使ってみてからよく考えて、使いやすいものを作っていただこうと思っています。そして、2階フリースペースの本棚や壁沿いの机、いす、靴置き場は4月に入ってからの製作となります。

3月ごろに面白い板金屋さんとたびたびしゃべることがありました。板金屋さんは出来上がりかけた蔵を見て、「この漆喰塗った左官屋さんはほんまにええ腕してるわ」、とか、「うわ、この階段の手すり何? どうやってんねんやろ、めっちゃ手込んでるやん」とか、「大工さん、丁寧な仕事してるよなぁ」とか、「建具もええのん入ってるなぁ」とかさんざん他の職人さんの仕事を褒めてらっしゃいました。

素人目にはキレイにしっかり仕上がってるなぁとか、いつも遅くまで頑張ってはるなぁとかぐらいしか分かりませんが、職人さんが職人さんを褒めているのを聞いて松中工務店さんの人選は見事だなぁと改めて感じました。

実は蔵の改修が完成に近づいてきても全く蔵で仕事をするイメージが沸きませんでした。それは荷物や道具が何もないこと、焙煎機を置いた時に、生豆を入れるホッパーと梁が被ってしまうかも知れず、生豆をちゃんと入れることが出来るかという心配があったり、配置が若干変わるため焙煎機のダクトが角度的にちゃんと繋がるのかという不安、また新しく設置された真っ黒のカッコいい煙突に、これまでのダクトが繋がるのかという不安でした。(焙煎機屋さんは他の煙突にはつながらないと断言していたのです)

はたまたNTTがインターネット接続工事にちゃんと来てくれるのかという不安、ネットが繋がるのかという問題も大きかったです。

焙煎機は見事にすっぽり収まり、煙突とダクトもしっかりはまると「あれ? 4月から、もしかしたらやって行けるかも?」と思えるようになりました。そして、試し焙煎も出来るとその確信は40%ほどになり、前の工房から持ち込まれた荷物が徐々に片付いていくと、「4月からやって行けるかも」と確信は80%ほどに上がりました。パソコンも無事使えて、印刷も出来ることが確認でき、「きっと4月からやって行ける」とやっと思えました。

アクシデントとしては動力で動く業務用ミルの差込口の形が違い、コンセントに差せないという事、プリンターのケーブルが1本無くなったという事があったものの、これら全部が3月29日にほぼ同時に出来て、安堵しました。

29日は朝から工事にかかわった方たちが集まって記念撮影がありました。(撮影はプロカメラマン顔負けのママ友さん)改めていろんな専門分野の方が集まって蔵の改修は完了したんだと感じました。記念撮影の後に焙煎機の移動をしました。焙煎機の説明書には170kgと書いてあります。出入り口の大きさや問題や重さを減らすために、いくつかに解体していましたが、それでもかなりの重さでした。7年前の移転時よりも焙煎機が重くなっているような気がしました。工務店さんがこの日に力持ちが集まる記念撮影を設定して下さったお知恵に感服いたしました。皆様のお陰で4月からは新天地できっと気持ちよく焙煎出来ると思います。

次は2階のフリースペースの残工事の事を考え、完成に漕ぎつけ、本を集め、小さく試験営業し、運営方法をじっくり考えていきたいです。これまで以上に終わる気がしないですが、終わりのないゲームだと思い、ああでもない、こうでもないと楽しんで行けたらなと思います。

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