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富田屋の珈琲新聞

人生の楽園@笑夢空(今井町)

第253号
2023.05.01発刊
カテゴリー
暮らし

人生の楽園という長寿番組

あまりにも有名な、人生の楽園という長寿番組、ご存知ですよね? テレビ朝日の番組で全国放送。4/29の放送は富田屋から歩いて数分の今井町内のレトロ雑貨&カフェの笑夢空 em.skyさんの寺田さんでした。情熱大陸、プロフェッショナルと並ぶ素敵な番組です。寺田さんとは子どもが1学年違いという事や同じ移住組、そして、カフェでコーヒーを使っていただいているという事もあり、仲良くしていただいています。あの番組に自分のとても身近な方が出るとは驚きました。今井町に集まる方は素敵な方が多いんだなぁと実感します。

番組の撮影は何と5日間の密着取材だったそうです。ご本人もご家族も大変な日々だったと思います。現にその期間に2~3キロやせてしまったと聞きました。でも、その甲斐あってとても素敵な番組に仕上がっていました。

まず、今井町の町並みの映像もあり、説明もされていて、どういう場所に住み、お店を構えているかが良く伝わってきました。そして、寺田さんが行く先々で会う人たちとの会話も良かったです。今井町に生まれ育った絵本作家のひらやまさんは寺田さんのことを「今井町に新しい風がやってきた」というような表現をされていました。確かに、今井町のど真ん中のいい場所にあのお店が出来た事、そして、彼女の人柄は確かにこれまでとは違う、新しい風に違いありません。

お店にレトロ雑貨を買いに来られる方との会話ではお客さんが「買っていい?手放す覚悟は?」と念を押す風景も。これは寺田さんが自分の好みで集めたお気に入りのレトロ雑貨が人の手に渡るのを寂しく感じることを知っているからです。確かに、どれも偶然に出会って気に入って仕入れたレトロな物たち。次にいつ会えるかは誰にも分かりません。これはコーヒーにもちょっと似ていると感じました。つまり1つの種類が完売してしまう時の寂しさと喜びと似ています。もう飲めなくなるのは残念でもありますし、いつまでも売れ残ってしまうのは問題でもあります。人ってワガママな生き物ですね。

他に印象的だったのはご家族。ご主人がお料理好きでこの日はグラタンを作っておられました。毎回、ご主人が作られるというお話を聞くとすごいなぁ、自分もサラっと作れたらカッコいいのになぁと思います。僕の場合は何か作ったとしてもとてつもなく時間が掛かってしまいます。うちの園子さんも毎日、短時間で何品か作るのを見て、驚きます。以前、ご主人が今井町で居酒屋のようなお料理も出せるお店をやりたいなぁと仰っていたのと同じことを番組でも仰っていました。これは実現まで意外と早いかも!と予感しました。今後の楽しみです。そして、食事の時に息子君に将来何になりたいの?というような事を聞かれて「プロゲーマー」と答えたことに我が家は微笑ましく思いました。うちの息子もユーチューバー、ゲームクリエイターとよく言っています。男子は大学生ぐらいまでそんなものでしょう。

そして、番組最後に寺田さんは今後、どんな風になりたいですか?というような事を質問されて「奈良時間といわれるような、ここで暮らせて幸せ、これからも急がず焦らず、のんびりと暮らしていきたい」と仰っていました。とても素敵です。僕も時間をかけて「ゆとりとのんびり」を取り戻していきたいなと思いました。

今回のテレビはご近所のカフェクールルポさんの上のご夫妻と一緒に見ました。映画のように始まるのを待って見るのもおもしろく、家族以外の人と同じ番組を共有して見るのも楽しかったです。僕も10秒ほど出たのですが何人かの方から見たよと連絡いただきました。

番組をご覧になられた方など今後、今井町の観光の方も増えると思われます。今井町内の車の乗り入れは危険ですので、お近くの駐車場に入れてゆっくりお越しください。

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