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富田屋の珈琲新聞

カヤックと水鉄砲

第245号
2022.09.01発刊
カテゴリー
暮らし

夏休みも終わりましたね

夏休みも終わりましたね。奈良は9月1日から2学期が始まります。夏休みのとある日に「あれ? このままでは何もしないうちに夏休みが終わってしまう!」と気付き、子どもに何かしたいことあるか聞きました。するとカヤック(カヌー)してみたいというので手配しました。以前、5月ごろにカヤックしてみたいかを息子に尋ねると「やらへん」とすっぱり切られたのでこの変化に戸惑いつつも、背骨の手術してナーバスになっていたのかなと気を取り直しました。

1艘のカヤックに僕と息子の2人、もう1艘には嫁さんと娘2人の3人が乗りました。また別のグループでは静岡から来た男子大学生と思しき3人組が1艘に1人乗っていました。最初に簡単な説明を受けていざ龍神湖へ突入!川では無いので流れも無くて意外と簡単に動かせました。息子は背骨の手術後1年間は運動を控えるようにとお医者さんから言われているのでほとんど漕がずに乗っているだけでした。(最後には漕がせましたが)

しばらくして、講師役のお兄さんが「これで親睦を図ってね」と大学生に水鉄砲を3つ渡しました。それまでとは若干、空気が変わり、水鉄砲の撃ち合いが始まりました。やめろ~やめろ! とか言いながら、楽しそうに、かつ、イライラしながら、かつ、控えめにやり合っていました。落ち着いたらまたみんなで移動して橋の下を通ったり、滝を見に行きました。

そこらへんで今度は講師役のお兄さんが僕たちにも2つ水鉄砲を渡しました。男対女です。水鉄砲を撃たれて水を浴びるのは嫌な気分ですが、こちらの水鉄砲が当たると楽しいですね。高2の娘に水が当たりそうになって顔を歪めている瞬間の良い写真が撮れました(笑)

この光景を見て感じたことがあります。
それまでは2つのグループは湖をのほほんと仲良くカヤックを漕いでいたわけです。そこへ合計5つの水鉄砲が手渡されただけで遊びの中ではありますが、撃ち合い、ちょっと苛立ったり、ののしり合ったり始まります。こんな遊びの場でこんな事を思うのは僕だけかもしれませんが、日本の防衛費や武器、戦闘機、核などが頭をよぎりました。

今、日本では防衛費を今後5年以内にGDPの2%(10兆円)にしようとしています。来年度の予算は6兆円ほどになる予想だという事です。予算が増えるという事は武器なども増えるという事。例えば湖で隣を通るカヤックが銃やミサイルで武装していたらこちらも武装したくなるかもしれません。が、隣を通るカヤックからザッハトルテやハムをもらったら、後で羊羹とイクラを贈るね!ってなるかも知れませんよね。

以前、ある占い師がテレビで「家に刀があると災いの元になる」、というような事を言っていました。また、チェーホフという作家は「物語の中に拳銃が出てきたらそれは発射されなくてはいけない」と言っています。そうなんです、刀や銃があるときっと老若男女問わず使ってしまいたくなるんです。それは興味本位かも知れませんし、暴発かも知れませんし、とっさの怒りかも知れませんし、長年の恨みかも知れません。とにかく、無ければ絶対に使えないのです。

だから僕は軍事費は増やさずに減らして、もっと平和のために使われたらいいなと思ってやまないのです。そうすれば気持ちよい循環が生まれ、争いや戦争が少しでも減ると信じています。世の中、軍事費の拡大が叫ばれていますが、「ま、こんな考えもありかな」、と思われましたら是非近くの方にも広めてくださいね。今月はカヤックに行って平和に思いを馳せました。

2階フリースペース欲しいものリスト

冷蔵庫募集中です。譲ってもいいよと思われた方がおられましたらご一報ください。随時欲しいもの状況は変わると思います。(包丁やザルなどはご寄付いただけました。ありがとうございます。)

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