経営実践研究会に入りました
- 第260号
- 2023.12.01発刊
- カテゴリー
- 学び
経営実践研究会
10月にとある方から
「洲脇さん、こんな活動(災害NGO結さんへ支援したり焙煎工房2階を地域の方たちに開放したり、働きにくい人をスタッフとして迎え入れたり)されているんならきっとピッタリ合う会がありますよ」
と言って経営実践研究会(以降、経実会と略)なる会の名前を知らされました。
初めて聞いた時、少しは気になりましたが忙しいし、一人で社会の課題に自由に取り組むのが気楽で性に合ってるから、と思っていました。その後、経実会に入っている方とも会う機会があり、気持ちが揺れ始めました。
この会の根っこにあるのは「『事業』を通じて『社会課題の解決』を目指し、『その先の未来』を創造する」というものです。
自分の考えていたことがパンフレットで見事に言葉で表現されていて、驚きました。今は全国で1000社になっているようです。7年ほど前に発足した会ですがここ1~2年で急成長しているようです。関西で始まった会なので関西が多いですが、奈良でも40社ほどすでに参加しています。
10月に試しに聴きに行った奈良の講演会でお会いした方の中にはなんと、この今井町内でも1社、すでに入会されているところがあったり、以前、キャンピングカーを借りたことがあるレンタカー屋さんも入っておられて驚きました。
その時に藤岡会長のお話が最後に少しあって、その言葉の力強さに圧倒されました。一番印象に残っているのは「いくら良いアイデアがあって、『これをしたいんですが、どうでしょうか?』 と相談に来られても『誰が』やるんだと聞くと答えられない場合が多く、誰か必ずやり切る人がいると見抜いたら困難があっても必ずそれは成功する」という話でした。
これはすごい! さすが会長をされているわけだと感じました。確かに、考えてみればどんなに簡単なアイデアや仕事でもやり切ると決意した人がいないといつまでも終わらない、成功しないということが想像できました。まさに今話題の大阪万博ではないでしょうか。
その日の懇親会にも参加すると、それぞれのグループで「もっとこうやったら奈良が良くなるよ」とか「日本の未来が・・」とかあまり普段気恥ずかしくて話せない話がされているのです。
別にそこにお金臭さは無く、純粋にそういう想いの人の集まりなんだと感じました。
自己紹介の時に将来的には元受刑者の人もスタッフとして迎え入れたいと話すと、その後、すでに、そういう取り組みをされている方からお声がけいただいたり、理事の方からも「自分のところでも元受刑者を雇っていたり、他の会員でも結構雇っている会社はあって、この会では普通のことかも知らへん」というような事を言われ、そっか、案外普通のことだったんだと敷居が低くなりました。そして、結構衝撃だったのが会長と会員の垣根が低さです。
冗談を言い合えるぐらいのフランクさがあります。が、ビシッと決めるところは決める人です。これまでにどんな大物と仕事をしてきたかが垣間見えます。
そして、後日、入会し、昨日は経実会のオリエンテーションに参加しました。その中で企業の今の状態を知るチェックシートがあり、点数を付けたのですが、なかなか散々な点数でした。これを機に珈琲の富田屋内でも話し合いの場を設けたりして、珈琲の富田屋を磨き上げ、社会課題を1つでも解決していこうと強く思います。
近況報告
- ほぼ毎週土曜19時から珈琲の富田屋2階で現役教師による寺子屋開催(ご参加いただくには除菌消臭剤や柔軟剤などの不使用が条件となります)
- 月1度、珈琲の富田屋2階で読書会開催
- 災害NGO結さんへの送金総額が11月時点で116万円になりました。
- 1月13日(土)14:30~ 落語家の春風亭一猿さんの初笑いの会が決定。
- 2月26日~3月12日までニカラグアとエルサルバドルに農園視察決定。
富田屋の当たり前
私どもはとてもシンプルに
おいしいコーヒーを作ります。
難しいことはしません。
当たり前のことを手を抜かずにするだけです。