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クラウドファンディングの返礼品:梁への名入れ編

クラウドファンディングの返礼品:梁への名入れ編

【クラウドファンディングの返礼品:梁への名入れ編】

2021年8月27日。
クラウドファンディングの返礼品の梁への名入れ(1名様分)が完了いたしました。
クラウドファンディングで蔵の2階部分の改修へのご寄付を募っておりました。その返礼品の1つが新しく入る地松(直径40~5cm、長さ5mほど)の梁への名入れでした。

今回も勉強になったことがありました。

【メッセージは直訳したらあかん】

今回のご寄付をくださった方はコメントで「あまり目立たないように書いてください。路地裏のお店への目印のようなイメージで。」というご希望でした。
裏側に小さく書いた方がいいのか(裏側は梁のひび割れが表よりひどく、大工さんは表に書くべきというご意見)、表に小さく書いた方が良いのか、本当に見えない上の場所に書いた方が良いのか、どうすればいいのか分かりませんでした。
そして、若林さんが書かれる前にこうおっしゃいました。
「このように目立ちたくないという方のメッセージを直訳したらあかん。それを真に受けてこちら側が本当に小さく目立たん位置に書いたらこういう人はず~っと日の目を見ない。こういう控えめな人にこそ光を当てんとあかん。それで、蔵に来てくれた人に『本当はこの方はもっと控えめに名前を入れることを希望されてたんです』と説明すればよい」と。
いや~、本当にその通りだと思いました。

【朝から剪定の指導、午後から書のお手本書き、夕方から梁への名入れ】

若林さんのパワーには圧倒されます。
この日は朝から剪定の指導、午後から書のお手本書き、夕方から梁への名入れというハードスケジュール。
もしかしたらこの後もご予定があられたのかもしれません。
とにかく、智慧、これまでの体験、今も動ける身体、体力と尊敬することのオンパレードです。
80歳になられるというのに僕よりもはるかにお元気で、見習う事ばかりです。

【年月日と名前を入れる】

全く思いもしなかったことですが、この梁に年月日と自分の名前を入れることになりました。
今回の修理工事についての日にちや、持ち主についてどこにも書いて無いんやったら、書いといた方が良いという事で、急遽書き入れることになりました。
入ってみると恥ずかしいですが、恥ずかしくない生き方をして行こうと思えます。
若林梅香さんのお名前と落款も押していただき、すべて出来上がりました。
今、思えば自分の名前こそ上の見えないところに書いていただけばよかったです。
が、400kgもある梁を転がすのはちょっと難しかったかもしれないです。

【若林梅香氏プロフィール】

梅香書院主宰
今井町町並み保存会会長
今井町町並み保存住民審議会会長
橿原市伝統的建造物群保存地区保存審議会委員
平成26年 8月 重文 今西家住宅 表札 4枚 揮毫
古民家講座「阿伽陀屋若林亭」
2021年6月から「地域支援機構養成塾」の塾長

1855年に建てられた蔵改修とその使い道

【目的1】
・文化財の保護
このプロジェクトで得られた支援金で古い蔵(1855年建設)を町に残し、町の魅力を上げます。
国の重要文化財の音村家の所有していた蔵ですが運よく蔵は文化財指定されていなかったので、町のコーヒー屋の手に渡りました。
↓橿原市での紹介ページ
https://www.city.kashihara.nara.jp/kankou/own_bunkazai/bunkazai/spot/otomura.html
この蔵では映画「すくってごらん」のピアノを弾くシーンも撮影されました。
↓映画.comでの紹介ページ
https://eiga.com/movie/93971/

【目的2】
・第二の家として
(一人世帯)
この町にキッチン付きの私設図書館を作ることで1人世帯の方も他の人のぬくもりを感じながら食事が出来ます。
キッチンは誰でも自由に使えるようにして、気の合う人と食べたいときに食べていただければと思います。
外に出歩くことで多少の運動になり、他の人と会話することで認知症予防にも繋がるでしょう。

(家に帰っても親が遅くに帰ってくるお子さん )
両親が共働きで学校から帰ってきても家に誰もいないというご家庭も多いと思います。
お子さんが気軽に来て、安心して過ごせる場になります。
他の大人とトランプや将棋などをして過ごす場面もあるかも知れません。
近所のおばちゃんが夕ご飯を作ってくれるのは理想ですが、現実はそんなに甘くないでしょう。

(観光客)
数は多くは無いですが観光で今井町を訪れる方がいらっしゃいます。
そんな方がこの空間にフラッと足を踏み入れ、江戸時代に建てられた蔵の雰囲気を味わいつつ、地元住民と会話します。
旅行先で住民と話すと得られる情報は増え、その土地の知識、文化の理解も深まります。
地元の人におすすめの店や楽しいスポットを聞いて、情報誌では得られない旅になるかも知れません。
もし、居合わせた住民にお茶を入れてもらったら、お家にお邪魔している気分になるでしょう。

(親子)
小さなお子さんのいる場合、橿原市ではあまり遊べる場がありません。
公園は数が少なく、屋内で遊べる施設もほとんどありません。
図書館に行っても小さなお子さん連れでは肩身が狭いです。
当初土足でイス、机と考えていましたが、 小さなお子さん連れでも楽しめる場にしたいと思い、靴を脱いで上がってもらうようにします。
子どもが床で遊べるようになっています。

(大人)
友達との会話やちょっとした寄り合いの座談会など、お使いいただけます。
自分の家に上がってもらうには掃除しないと行けないし、お茶やお菓子を用意しないといけないので面倒ですよね。
ここをご自分の家のようにお使いいただけます。

(障がいのある人)
実は僕の息子には耳や背骨などに障がいがあります。
そんなこともあり、富田屋のスタッフは基本的に障がいのある方だけです。
富田屋のコーヒーの注文が増えれば増えるほど、彼らの働く時間は増えます。
とてもやる気があり、向上心のあるスタッフです。
彼らが仕事の後、休憩で2階を利用するかも知れません。

誰もが気兼ねなく利用できる空間になればいいなと思います。

【目的3】
自己表現の場として
みんなの図書館さんかく」さんのマネをして「⼀箱本棚オーナー制度」を導入しようと思います。
木箱1箱分の場所を1ヶ月2000円で貸出しし、その中に好きな本を入れて他の人に本を貸し出しできるようにします。
また、その箱の中に作家さんが作ったもの、他人と交流したい人は交換日記など入れてもOKです。
どんな本を置くか、何を入れるかで自己表現になり、普段出会わない人との交流も芽生えるそうです。

【目的4】
災害時の避難所として。
災害時は2階部分を避難所としても使えるかも知れません。
10人以上は寝ることが出来ると思います。

→ 柱への名入れ編はこちら

[自己紹介]珈琲の富田屋は2002年に開業の自家焙煎コーヒー豆通販専門店です。
二度と作れない町、今井町(重要伝統的建造物群保存地区)で工房を構えています。
最上質の生豆だけを厳選して取り扱い、作り置きをせずコーヒーのご注文を受けた後に焙煎&全国発送しています。
富田屋はコーヒーに飢えている方からのご利用を心の扉を全開にしてお待ちしております。

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