女性の活躍が花開く
香り |
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コク |
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甘味 |
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苦味 |
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酸味 |
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- 浅煎り
- 中浅煎り
- 中煎り
- 中深煎り
- 深煎り
【中煎り】
甘みをしっかり感じれる煎り加減だと思います。
香りも柔らかな甘さを感じます。
原産国 | ルワンダ |
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- 800g未満のご購入
¥770完売 /100g(税込) -
申し訳ございません。2025.04.23、完売いたしました。
- 800g以上のご購入
¥630完売 /100g(税込) -
申し訳ございません。2025.04.23、完売いたしました。
甘いつぼみ(ルワンダ) コーヒー豆の特長
【初登場】
2025年4月の珈琲定期船:コーヒー豆の定期購入に入ります。
2002年の開店以来初登場のコーヒー豆です。
珈琲定期船は未開拓のコーヒーをご乗船者様にご案内する冒険号でもあります。
毎月1種類以上は初登場のコーヒーをお入れしています。
16年以上珈琲定期船にご乗船されている方が多いのは飽きないからかも知れません。
美味しい豆が毎年毎年どんどん蓄積されていくのが珈琲定期船。
気に入った豆、お客さんからの人気のある豆は幾度も登場します。
お客様との意思疎通を大事にしたいと思っています。
フジ・イキゼレ・ウィメンズグループ
バホ・コーヒー・カンパニーは「イキゼレ女性グループ」と共に、60人のシングルマザーたちを集め、コーヒー栽培を通じて経済的・個人的な自立を支援してきました。
その取り組みは非常に成功しており、既婚女性たちもグループに参加したいと希望するほどです。
彼女たちのコーヒーは、クリーンで甘く、トロピカルフルーツやベリー、ストーンフルーツのような風味が感じられます
シングルマザーたちの希望
ルワンダのような家父長制の社会において、シングルマザーとして生きることは非常に困難です。
彼女たちはしばしば偏見や孤立、そして深い孤独や抑うつに直面しています。
そうしたシングルマザーたちを支えるために、バホ・コーヒー・カンパニーは連帯グループを立ち上げました。
そこでは、女性たちがコーヒー栽培を通じてつながり、友情や希望を見いだせる場がつくられています。
彼女たちは自分たちのグループに**「イキゼレ(Ikizere)」と名づけました**。
これは現地語キニヤルワンダで**「希望」**を意味し、まさにこのグループが象徴する想いを表しています。
イキゼレ女性グループは定期的に集まり、互いの経験を語り合い、学び合い、成功を共有しています。
バホ・コーヒーは彼女たちに対し、適正農業実践(GAP)やコーヒー栽培、高品質な精製方法のトレーニングを提供しています。
また、金融リテラシー、織物、畜産などのスキルも教え、収入の多様化と持続可能な成功を後押ししています。
バホのサポートを通じて、イキゼレのメンバーはコーヒーチェリーに対して公正な価格を受け取り、
「女性によって生産されたコーヒー」として市場に出すことができるようになりました。
それは、生産者とロースターの双方にとって価値を高める取り組みです。
メンバーたちは、高品質な豆と「女性生産者であること」に対してプレミアム価格を受け取ります。
さらに、家族の生活に必要な医療サービスや短期ローンも提供され、
バホは地域全体が使える「清潔な飲み水の供給源」も整備しました。
イキゼレの取り組みは非常に成功しており、今では既婚女性たちもグループに参加を希望するようになっています。
イキゼレのシングルマザーたちは、自分たちの成功を惜しみなく分かち合い、
他の女性たちを温かく迎え入れるようになりました。
収穫と精製後の工程
収穫期になると、チェリーは女性農家とその家族の手によって選別しながら丁寧に手摘みされます。
ウォッシングステーションに持ち込まれると、スタッフが手作業で視覚的な選別を行い、
さらにチェリーを水に浮かせて密度を確認します。
この目視による選別と浮力テストの両方をクリアしたチェリーのみが受け入れられます。
実は、この選別作業が季節労働の70%以上を占めるのですが、
バホ・コーヒー・カンパニーの創設者、ルサティラ・エマニュエルは、
「それだけの価値がある」と語ります。
選別・受け入れが終わると、チェリーは**アフリカンベッド(高床式乾燥棚)**に移され、
作業員が頻繁にかき混ぜながら、ムラなくじっくりと乾燥させていきます。
ルサティラ氏は、コーヒーの乾燥において料理から着想を得たと語っています:
「肉を炭火で焼くと、20分で食べられるようになります。
でもオーブンなら45分、熱い灰の中に入れれば2時間かかる。
その3つの肉を食べ比べると、味はまったく違うんです。」
そして、こう続けます:
「私はこう考えているんです。
ゆっくり乾いたコーヒーは、風味も持ちも良くて、
太陽の下で10〜12日で乾いたコーヒーよりも、おいしくなるんじゃないかって。」
こうして、チェリーは平均52日もの間、じっくりと丁寧に乾燥されるのです。
※焙煎人コメント:上の52日もの乾燥はナチュラル精製の時と思われます。ウォッシュト精製の場合は不明です。
ルサティラ・エマニュエルとバホ・コーヒーの歩み
ルサティラ・エマニュエル氏は、バホ・コーヒーの創設者であり代表者です。
彼のコーヒー人生は、ウォッシングステーションのマネージャーとして始まり、
その後は複数のステーションを統括する部門長にまで昇進。
2013年、長年の経験をもとにバホ・コーヒーを立ち上げました。
現在、バホ・コーヒーはルワンダ国内に4つのウォッシングステーションを展開し、
コーヒー産地の各地域に1カ所ずつ拠点を構えることで、
多様なフレーバープロファイルと精製方法にアクセスできる体制を整えています。
農家への支援と社会的取り組み
バホ・コーヒーは、農家に対して教育・金融・農業支援を提供するだけでなく、
特に女性、高齢の農家、若者といった社会的に取り残されがちな人々に向けたプログラムも多数実施しています。
ルサティラ氏自身、1994年のルワンダ虐殺によって深い影響を受けたひとりです。
彼は語ります——
「多くの家族が、男性を失いました。そのため今、ルワンダでは女性が世帯主となる家庭が多くあります。」
シングルマザーは、虐殺による喪失、家族計画へのアクセス不足、その他の事情によって生まれ、
しばしば孤立と孤独の中で生きています。
ルサティラ氏の願いは、そんな母たちを繋げ、孤独を和らげ、
同時に支援と研修を通して生活をより良くしていく力を育てることです。
女性主導のコーヒーを、別立てで販売するという挑戦
彼の構想では、女性が主導する家庭で作られたコーヒーを分けて精製・販売し、
より直接的な支援と価値を届けたいと考えています。
その中核となるのが、
女性たちの暮らしや背景に関する情報をしっかりと伝えること、
そして、彼女たち自身が書いた手紙をコーヒーに添えて届けるという取り組みです。
その手紙には、彼女たちが直面する課題と、
お客様やウォッシングステーションがどのように支援できるかが綴られています。
次世代と長老たちへも手を差し伸べて
ルサティラ氏の活動は、シングルマザーにとどまりません。
彼はまた、高齢の農家が「まだ現役」と感じられるようにサポートし、
若い農家が自分の農園を始め、発展させていけるようにも力を注いでいます。
彼は語ります:
「私たちは小さな会社で、まだ小さな規模です。
でも、私はこの手を、少しずつ、もっと広げていこうと思っています。」ルワンダのコーヒーとその歩み
**困難な歴史を乗り越えてきたにもかかわらず、
いまルワンダはスペシャルティコーヒー界の「愛される存在」**となっています──それには、しっかりと理由があります。【歴史のはじまり:ドイツからベルギーへ】
ルワンダにコーヒーがもたらされたのは1900年代初頭。
ドイツ人の宣教師や入植者たちが最初の苗を持ち込みました。1930〜40年代になると、ベルギー植民地政府によって大規模な生産体制が築かれました。
ベルギーの撤退後もコーヒー生産は続き、1970年にはコーヒーがルワンダ最大の輸出品に成長。
その輸出収入は国全体の70%を占めるほどに。**1973年には、コーヒーの価値の高さから「木を引き抜くことさえ法律で禁止」**されるようになりました。
【危機と崩壊、そして再生の道】
しかし1989年から1993年にかけて、国際コーヒー協定(ICA)の崩壊により世界的なコーヒー価格が暴落。
ルワンダの経済と政府は深刻な打撃を受けます。その直後の1994年に発生した大虐殺とその余波により、
コーヒー輸出と外貨収入は完全に崩壊しました。けれど──
その後の回復の歩みのなかにこそ、ルワンダの人々の驚くべき回復力と強さがはっきりと見て取れます。【いまのルワンダは、希望を蒔く国】
現在、ルワンダはアフリカでもっとも安定した国のひとつとされています。
2003年以降、年間7〜8%の経済成長を記録しており、その成長の鍵を握るのがまさにコーヒー産業です。コーヒーはまた、ジェンダー平等の前進にも大きく貢献しています。
女性向けの新しい農業支援プログラムが広がり、
女性たちが「農業者」としての誇りと知識を手に入れ、
自分自身の可能性に気づき始めているのです。【小さな農家が未来を支える】
ルワンダには、大規模農園は存在しません。
国内のコーヒー産業を支えているのは、40万戸を超える小規模農家たちです。
彼らの多くは、1/4ヘクタール未満の土地でコーヒーを育てています。ルワンダで生産されるコーヒーのほとんどはアラビカ種で、
なかでもその95%がブルボン種。
この土地の風土と人の手が、豊かな風味と香りをもつコーヒーを生み出しています。
「甘いつぼみ」のネーミングについて。
サンプル焙煎して飲んでみると甘みが濃かったです。
そして、香りは柔らかな甘さを連想させてくれる香り。
スタッフもこのコーヒーの香りは甘いですね~
飲んでも甘い、味もしっかりしてるので牛乳も合いそうですね!
と言ってくれました。
このコーヒーを作ってくれている生産者団体の名前のように希望が花開く、そんなイメージも込めて「甘いつぼみ」と名付けました。
今日も楽しいコーヒーライフをお過ごしください。
※完売の場合は何がお届けされるか分からないハッピーコーヒーが楽しくおすすめです。
お客様のコメント
募集中
生産国 | ルワンダ | |
地方 | 南部州、ニャルグル | |
協同組合 | フギ・ウォッシングステーション | |
生産者 | フギ・ウォッシングステーションにコーヒーを提供する60人の女性農家 | |
品種 | ブルボン | |
標高 | 1,550~1,850m | |
農園規模 | 200-300本のコーヒーの木 | |
精製方式 | ウォッシュト精製 | |
栽培 | 女性の手による環境に配慮した栽培 |
豆や粉の香りの甘さ、飲んだ時の甘み、そして、豊かなボディ。
ブラックで飲んでいただいても、牛乳を入れてもらってもお楽しみいただけます。
最初から最後まで美味しいコーヒーです。

中煎り
甘いつぼみ(ルワンダ) コーヒー豆
- 香り
- コク
- 甘味
- 酸味
- 800g未満のご購入
¥770完売 /100g(税込) -
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