ニカラグアのユートピアへお連れいたします。
香り |
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コク |
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甘味 |
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苦味 |
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酸味 |
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- 浅煎り
- 中浅煎り
- 中煎り
- 中深煎り
- 深煎り
【中浅煎り】何かが飛び出ているような派手さや奇抜さは無く、可憐なコーヒーです。
苦味を出すよりもその可憐さを味わっていただきたく、中浅煎りにしております。
原産国 | ニカラグア |
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- 800g未満のご購入
¥1350 /100g(税込) -
- 800g以上のご購入
¥1094 /100g(税込) -
定期購入・新種ニカトピア(ニカラグア) コーヒー豆の特長
【毎月第2火曜日のみの焙煎&基本は定期購入】
※2月のみイレギュラーで2/13(木)焙煎になっております。
こちらは基本的に毎月1度だけの焙煎。
第2火曜日焙煎&出荷、そして定期購入となります。
もし、単発でご希望の際はコメント欄にご記入ください。
【初登場】
2002年の開店以来初登場のコーヒー豆です。
それもそのはず、世界でもまだ他の農園では見つかっていない、新種。
しかも、初輸出。
収穫量がほとんどなかったので世界でも珈琲の富田屋を含めて2店舗だけの取り扱いになっています。
2024年2月にエウドロさんの農園に行ってきました
初めて会うエウドロさん。
ニカラグアで会ったときはとても背が高くて大きいと思っていましたが、写真を見ると少ししか違わない??
摩訶不思議です。
新種ニカトピア
エウドロさんのカッピングはティムさんのカッピングラボで行われました。
エウドロさんのコーヒーは10種類あり、ウォッシュト精製6種、ナチュラル精製4種でした。
珈琲の富田屋は3,6,9を選び買い付けいたしました。
今回のニカトピアは6でカッピング時はどの品種かとかどの農園かとか明かされません。
でも、個人的には派手さは無いものの、明るさ、トロピカルな印象、クリーンさ、後味の綺麗さ、甘さ、そして、バランスの良さが良かったです。
カップオブエクセレンス国際審査員もされている田中さんもベリーバランスと高評価されていました。
情報が開示されると「ノーネーム、ニカトピア」と仮の名前が表示されました。
一瞬会場はざわざわしました。なんか、ノーネームってかっこいいですね、響きが。
少し値の張るお豆さんなので買い付けするかかなり迷いました。売れるかどうかも分かりません。
でも、せっかくエウドロさんの畑で見つかった新種。
えいや!と1袋(30kg)を注文しました。
生産量が少ないので、今のところ世界中でもほんのわずかな店舗だけの扱いになります。
遺伝子解析の結果、こちらはエチオピアの土着品種の「代表樹」に該当することが判明しました。既知の品種(Geisha、Chiroso、Sidra…など)とは異なりますが、まだ判別はされていません。
【農園主さんご紹介】
ニカラグアでご夫婦で複数の農園を運営されている若き経営者エウドロさん。
ピッカーをはじめとする労働者のこと、環境のこと、ビジネスのこと色々お聞かせいただけました。
今の仕事について
14年前に父が他界してからというもの妻と子ども総出で農園を守ってきました。
大学は首都であるマナグアに通いビジネスを専攻していましたが、父が他界する2年前には勉強を終えて地元に戻り手伝っていました。
現在コーヒー農園はサンホセ農園・ロスピリネオス農園・エルリクエルド農園の3つを所有しています。
コーヒー農園以外の収入源
コーヒー以外では、小規模ではありますが果物の農園や乳牛牧場も営んでいます。
また、実は首都マナグアで不動産を賃貸経営もしているんです。
私も妻もこの小さな町オコタルで生まれ育ちましたが、遠いマナグアの大学で同郷ということで初めて話すようになり、在学中に子どもにも恵まれます。
私の父がまだ勉強を続けるだろうとそこで不動産を一軒購入してくれ、そこで生活しながら卒業し、現在は賃貸物件として貸しています。
人生において大切なこと
私の人生の中で最も幸福なことは子どもが出来たことが挙げられますが、家族を支える「仕事」があることも幸せです。
農園は一人ではできませんから働いてくれる労働者たちを大切にすることはとても重視しています。
その為に、時には自分の利益は後回しにすべきだと考えます。
コーヒーを作るということは単に豆を売るだけではありません。
一緒に作る仲間とその家族との歩み寄りでもあり、お互いの成長でもあります。
そんな私たちのコーヒーを取り扱い、飲んでくださる皆さんにとても感謝しています。
温厚で柔らかいエウドロさんと陽気な妻ノーマさんはとてもバランスの取れたいいご夫婦です!
Q:どういう思いでコーヒー農業に携わっていますか?
A:どうやったら生産の段階からより美味しくなるのかを模索する連続の日々です。
コーヒー農園はお父さんから引き継いでいるため、父の名を汚したくない、維持だけでなく更に良くしたいという思いが強い。むしろ父が達成しなかったことを達成したい。
更にノーマ(奥さん)がコーヒー農園の経営に対してとても前向きで協力的。(エウドロさんご夫妻のように二人三脚で二人がメインでされているコーヒー農家は珍しいようです)
Q:環境への配慮はされてますか?
A:まず、除草剤は使わない。
雑草などは全てマチェーテという鉈で全て手作業で行う。草刈り機は誤って小さい苗木などを刈ってしまう可能性があるで20cmくらい草を残して刈るようにする(少し残すことで生態系が壊れないよう配慮。地面が露になりすぎるとバクテリアなど必要な生物が生きられないため、持続可能な農業の為には全てのバランスを考える)
農園内に湧き水があり川として流れているが、浄水槽を設置し水洗処理から出る使用済みの水による環境汚染が起きないよう配慮している
(これは全農園主がされています)
害虫対策も肥料も出来るだけ化学物質ではなく天然または有機のものを使うよう心掛けている
費用がかさんだとしても有機にしているが、近年はその費用が高騰しているため自前でそれ用の堆肥作りを始めた
Q:Book Your COFFEEとの取組みを始めてからの感想
A:最初は疑心暗鬼だったのが正直なところ
○継続して買ってくれるか
○正当な評価をしてくれるか
○買付量を増やしくれるかの心配
今ところ全て達成してくれ、尚且つ上回ってくれる
そこに信頼出来る売り手が確実にいることで自分たちはコーヒー作りに専念できるようになった
また、Book Your COFFEEを通して他の生産者との関わりを持つようになった。それによりコーヒーを生産する上での悩みを解決したり品質向上の為のアイデアをより得られるようになった。
※Book Your COFFEEは産地の農家さんと日本のコーヒー豆屋を繋ぐ組織で毎年産地に取引農園に訪問しています。
2024年2月には珈琲の富田屋も一緒に訪問させていただくことになりました。
Q:商社や問屋との取引の違い
A:毎年確実に農園の中にまで来てくれる(来ても挨拶して写真だけ撮って、農園内や実態を理解しない方が多いから)ことできちんと理解してくていれる
また、味に対して的確に評価してくれる→次期に改善→フィードバックがもらえる
この循環で品質向上の為の判断がしやすい
きちんとカッピングできる人が評価してくれることは生産者として自信に繋がる
Q:プライベートの楽しみは?
A:エウドロさんは週に1,2回友達と集まってバスケをするのが楽しみだそうです。
奥さんのノルマさんは最近、運動不足解消のために定期的にジムに通っていて、エウドロさんはたまに近所をウォーキングされています。
ストレスがたまったら食べて解消するのがノルマさん、食べられなくなるのがエウドロさんです。
オコタルには映画館がないので映画はあまり見ず、首都のマナグアに行ったときにたまに映画観賞をするくらいだそうなので映画はニカラグアではそれほど娯楽にはなっていないようです。
ただ、カラオケが好きで家にカラオケがあり、集まったときはよく歌って踊っています。街のレストランでも音楽が流れると踊ったりします。
文化としてニカラグア人は誕生日が一大イベントとなるので親戚友達大勢があつまり、ドレスアップして会場もデコレーションして盛大にお祝いします。
【Book Your COFFEEより農薬などについての説明】
20年近く農園をまわりながら買い付けをしてきていますが、無農薬は可能でも化学肥料不使用はかなり難しく、現実的に持続可能ではないことが分かりました。私どもも当初は気にしていましたが、気にしないといけない物質と、気にしなくてもよい物質に分けて考える必要があります。
気にしないといけないのは、殺虫殺菌剤と除草剤です。特に除草剤は取引農園では自主的に禁止しています。
殺虫殺菌においては虫捕獲機や天然素材の銅などの散布を行い、被害を最小限に抑えてもらっています。
ほとんど気にしなくて良い物質は化学肥料ですが、その使用するタイミングと有機肥料とのバランスが大切です。
化学肥料は即効性はありますが使いすぎは土を痩せさせ、持続可能な農業に繋がりません。
そこで手間暇とコストのかかる有機肥料作りが出番として出てきますが、効果が見えるまで最長数年かかるというデメリットも存在します。
そこでコーヒーの花の開花前にだけ、即効性のある化学肥料を与え均一な開花を促す生産者がほとんどです。
その物質が木そのものに蓄積されることはなく、ましてや我々の口に入ることはありません。
毎年念のために農薬等に関しては各生産者と農園内を回りながら確認しておりますので、安心してご使用頂けます。
殺虫剤 不使用
除草剤 不使用
化学肥料 開花時期だけ使用
※Book Your COFFEEは産地の農家さんと日本のコーヒー豆屋を繋ぐ組織で毎年産地に取引農園に訪問しています。
2024年2月には珈琲の富田屋も一緒に訪問いたしました。
「ニカトピア」のネーミングについて
こちら、はじめのカッピングした時は番号だけの情報なのでどれが何かわかっていません。
発表時は「ノーネーム」と呼ばれていました。そう、吾輩は猫である。名前はまだない。の状態。
でも、名前の候補はあったのでしょう。ホワイトボードでの解説時はニカトピアと書かれていました。
ニカラグアのユートピアという意味かも知れないですね。
皆さんを楽園へお連れできるよう美味しいコーヒーお届けいたします。
※完売の場合は何がお届けされるか分からないハッピーコーヒーが楽しくおすすめです。
お客様のコメント
「ゲイシャデビュー」も美味しかったですが、
ニカトピア、とても貴重な珈琲のようで楽しみです。
ありがとうございます。味わって頂きたいと思います。
よろしくお願いいたします。」
大阪府大阪市Sさま女性
生産国 | ニカラグア |
産地 | ヌエバ・セゴビア(県) ディピルト(市) |
生産者 | Eudoro Guillen |
農園 | ロスピリネオス農園 |
栽培方法 | 【不使用】除草剤不使用、殺虫剤不使用。 【使用】虫捕獲機や天然素材の銅などの散布でさび病を防ぐ。開花時期だけ化学肥料使用 |
品種 | ニカトピア(新種)(エチオピアの土着品種の「代表樹」) |
標高 | 1400m-1450m |
精製方法 | ウォッシュト精製 |
※毎月第2火曜日のみの焙煎&出荷&定期購入商品です。
新種で数量も少なく貴重ということも興味をそそらせてくれます。が、それと同じくらい、味わいの評価が良いのがこのニカトピア。
ゲイシャ、チロソ、シドラとは違いますがエチオピアの土着品種の「代表樹」に該当することが判明しました。
赤い実を思わせるトロピカルな印象と、バランスの良さ、お楽しみください。

中浅煎り
定期購入・新種ニカトピア(ニカラグア) コーヒー豆
- 香り
- 甘味
- 酸味
- 800g未満のご購入
¥1350 /100g(税込) -
- 800g以上のご購入
¥1094 /100g(税込) -