快進撃の東ティモール
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- 浅煎り
- 中浅煎り
- 中煎り
- 中深煎り
- 深煎り
【中浅煎り】華やかな香りや甘みを感じる焙煎度に仕上げました。
生豆を開封した瞬間から良いコーヒー、と感じる香り、風格があります。
原産国 | 東ティモール |
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- 800g未満のご購入
¥750完売 /100g(税込) -
申し訳ございません。2023年8月2日、完売いたしました。
- 800g以上のご購入
¥610完売 /100g(税込) -
申し訳ございません。2023年8月2日、完売いたしました。
落ち着くシゲキ(東ティモール) コーヒー豆の特長
初登場。
2023年7月の「珈琲定期船:コーヒー豆の定期購入」に入っています。
2002年の開店以来初登場のコーヒー豆です。
珈琲定期船は未開拓のコーヒーをご乗船者様にご案内する冒険号でもあります。
毎月1種類以上は初登場のコーヒーをお入れしています。
14年以上珈琲定期船にご乗船されている方が多いのは飽きないからかも知れません。
美味しい豆が毎年毎年どんどん蓄積されていくのが珈琲定期船。
気に入った豆、お客さんからの人気のある豆は幾度も登場します。
お客様との意思疎通を大事にしたいと思っています。
現状を楽しむボビー
2005年に設立された貿易会社Timor Globalは、東ティモールのコーヒーに可能性を見出し、コーヒー生産と生豆の輸出に乗り出したパイオニア的存在だ。政府の認可を受けて3000haの耕作放棄地を再生させたほか、国内最大級のウェットミルも所有する。
当初はコマーシャルコーヒーのみの生産だったが、小規模生産者への技術指導や機械化を進めて品質と生産性を高め、生産量に占めるスペシャルティコーヒーの割合は50%を超えた。政治情勢や貧困などのさまざまな問題に直面しながらも、創業メンバーの一人で常務取締役のボビー・レイは「現状を楽しんでいる」と前向きに語る。(写真左)
東ティモール政府から認可された外資系企業の第一号
ボビーはシンガポールのバイヤーを経て多国籍企業にコーヒーを販売するビジネスを友人と始めた。そのビジネスを通じて東ティモールのコーヒーを20年以上取り扱ってきた人物と出会い、パートナーシップを結ぶことに。さらにシンガポールからもう一人が加わり、2005年に4人でTimor Globalを立ち上げた。東ティモール政府から認可された外資系企業の第一号となった。
東ティモールは独立以来、収入の多くを石油と天然ガスに依存する極端なモノカルチャー経済からの脱却が課題となっていた。ボビーたちの問題意識もそこにあった。
「東ティモールを発展させたいという思いが強くありました。コーヒーは最も鍵を握る農産物で、これに匹敵するものは他にない。やり方次第では成長する余地があると思ったのです」
課題と地道な改善
柱とするコーヒー生産でも厳しい現実に直面した。最たるものがコーヒーノキだ。東ティモールでは伝統的に剪定が行われておらず、野生のまま収穫を待つのが当たり前。高さは通常の2-3倍の4〜8mにまで伸びていた。不要な枝に栄養分が行きわたると収穫量が落ちてしまう。
枝を切ると収穫量が落ちてそのぶん収入が減ってしまうと思っていた生産者は木を剪定する意義を理解できなかったのです。私たちも以前から呼びかけてきましたが、最近になって政府が老木の生産性を回復させる政策に本腰を入れたため、生産者もここ数年熱心に取り組んでいます。古い幹を切って新しい芽の成長を促すスタンピングをすると、1haごとに320ドルが生産者に入る仕組みです」
さらに多くの生産者は収穫時、熟度に関係なく枝のチェリーを全部摘み取る「ストリップ・ピッキング」を行ってきた。これだと、成熟したチェリーは全体の収穫量の半分にも満たないという。
ボビーは生産者に対し、特に収穫と精製に注力するよう指導してきた。生産者グループにパルパー(脱殻機)を無料で貸し出し、マイクロミルの導入を援助して生産性が上がるよう後押しもした。ただ、生産者が新しい考え方を受け入れるのは簡単ではなかった。
「生産管理を例に挙げましょう。多くの生産者はドライパーチメントの状態で販売した方が収入が増えると思って、できるだけ多くのドライパーチメントを作ろうとします。でも、負の側面には目を向けていません。十分な設備がないなどの理由でチェリーが長時間放置され、発酵が進んでしまいます。私は『乾燥スペースを確保して適切な量を管理しましょう』と伝えています。
また、ウェットパーチメントでの販売も選択肢の一つだと説明しています。標高が高い場所ではドライパーチメントができるまで3〜4週間かかりますが、ウェットパーチメントなら1、2日ごとに販売できます。利益率は下がるかもしれませんが、回転率が上がり、併用すれば長期的には多くの利益を生み出せます。こうした論理を彼らに理解してもらう必要があるのです」
生産者にはコーヒー農園でこんにゃくも一緒に栽培するよう働きかけた。収入源を多様化するとともに、食糧危機に備えて一時的な食べ物を確保してもらう狙いもあった。こんにゃくのほかにパッションフルーツやコショウ、豆の栽培も推奨した。
農作物の3割が市場に到着しない事情とは
コーヒーの輸送網も心もとない。東ティモールでは貧弱なインフラと道路事情の悪さから、農作物の3割が市場に到着しないとも言われている。生産者にとっては致命的だ。
「たとえ到着できたとしても、タイムリーではない。私たちの手に届くまでに少なくとも4、5日かかり、その間に品質が落ちてしまうのです。送料が非常に高いのも悪条件です」
国の発展状況がどうあれ、コーヒー生産の好適地であることに疑いはない。Timor Globalは2009年から、スマトラ式(ウェットハル)とフリーウォッシュドのスペシャルティコーヒーの生産に着手した。アラビカ種とロブスタ種のコマーシャルコーヒーの生産は続けつつ、収益源の多様化を目指したのだ。2016年頃からはナチュラルとハニープロセスにも挑戦し、現在は生産量の50%以上がスペシャルティコーヒーとなっている。
品質の高さが知られるようになってきた
生産者やボビーらの努力が実を結び、東ティモールコーヒーの品質の高さは少しずつ業界内で知られるようになってきた。ボビーは「展示会では飲んだ人の反応が驚くほど良い」と手応えを語る。世界的にオーガニック志向が高まる中、東ティモールのコーヒーには農薬や化学肥料が使われてこなかったことも大きなアピール材料となっている。コーヒーはオーガニックで栽培しなければいけないと法律で定められているのだ。
生産者の意欲にも変化が表れている。「自分のパルパーがほしい」という意見が増えてきたのを踏まえ、今年になって貸出制を購入制に変えた。コーヒーの販売収益からパルパーの購入費を差し引き、全額支払いを終えると自分のものとなる仕組みだ。
「ここ数年で、収穫や精製でより専門的なアプローチを採用する生産者グループも増えてきました。彼らは収入も増えたため、ほかの生産者の道しるべとなっています。
この国に住む約130万人のうち、コーヒーに依存して生活している人は3〜4割います。東ティモールコーヒーの認知度を高めるとともに、コーヒーで自立できる人を一人でも多く増やすことが私たちの仕事です」
「落ち着くシゲキ」のネーミング由来
飲んだ瞬間、「落ち着く~」と思ってしまうコーヒー。
華やかさや明るさもあるのですが、なぜか落ち着くのです。
コーヒーは刺激物と言われているのに不思議だなぁと思いながら飲んで、思い付いた名前です。
シゲキと名前にありますが、ガツンとした刺激は全然ありません。落ち着くシゲキがあります。
※完売の場合は何がお届けされるか分からないハッピーコーヒーが楽しくおすすめです。
生産国 | 東ティモール | |
生産地方 | Liqusala | |
生産地区 | Ermera | |
栽培品種 | ティピカ、カチモール | |
標高 | 1800m | |
精製処理 | ナチュラル精製 |
生豆からは少し甘酸っぱいような、とても良い香りがします。この香りがしているナチュラル精製の豆は僕の中ではアタリです。
淹れたコーヒーを口に含むと、「あ~落ち着く~」と口から洩れてしまいます。
とても滑らかでツルツルした舌ざわり。
しっかりと甘みがあり、ミルクチョコやイチゴチョコを感じます。
滅茶苦茶おすすめの東ティモール。
快進撃のはじまりを予感させます。
中浅煎り
落ち着くシゲキ(東ティモール) コーヒー豆
- 香り
- コク
- 甘味
- 酸味
- 800g未満のご購入
¥750完売 /100g(税込) -
申し訳ございません。2023年8月2日、完売いたしました。
- 800g以上のご購入
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申し訳ございません。2023年8月2日、完売いたしました。