富田屋は「コーヒー豆屋」しかも「通販専門」
富田屋は「コーヒー豆屋」しかも「通販専門」
カフェは併設していません、喫茶店でもありません。
「珈琲の富田屋」という暖簾を下げているとカフェや喫茶店と思って入って来られる方がたまにいらっしゃいます。
一応、黒板にはカフェではありません、と書いてあるんですが、そこまで読まないですよね。
そして、最近は富田屋のホームページのタイトルに「コーヒー豆通販専門店 自家焙煎 珈琲の富田屋」と表記し、Facebookには「珈琲の富田屋(自家焙煎コーヒー豆通販)」と表記するようにしました。
それでもやはりカフェが併設されていると思われる方が多いようです。
これは無理もないことです。
普通、自家焙煎のコーヒー豆屋さんは喫茶店やカフェを併設されています。
いや、逆にカフェに自家焙煎コーヒー豆屋が併設されているのかも知れません。
コーヒー豆だけを販売しているお店は本当に相当珍しいと思います。
やっぱりコーヒー豆だけを売って食べていくのは本当に難しいのです。
僕はお金が無いときはコーヒー豆をフリカケにしてご飯を食べています。
・・・冗談はさておき、コーヒー豆専門店は難しく、珍しいのです。
コーヒー専門店はよくありますね。
「コーヒー豆専門店」で「通販専門店」。
しかも、珈琲の富田屋は通販専門店。
「コーヒー豆専門店」で「通販専門店」。
お店というより工房という表現が合っているかもしれません。
ご注文を受けてから焙煎するのでコーヒー豆の陳列がありません。
入って来られたお客さんはたいてい、「今、やってますか?」とか、ちょっとドギマギされます。
でも、2002年の開店当初からこのスタイルです。
なぜ通販専門店?
やはり、陳列してお客さんをお待ちしていると豆が古くなっていくので、それは避けたいからです。
陳列販売していても人気の豆はどんどん売れていくので鮮度が良いうちに、次の焙煎をしてコーヒー豆を補充できると思います。でも、人気の無い豆や知名度の低い豆はなかなか売れないでしょう。
すると、せっかく美味しく出来上がったコーヒーは香りが抜けて、古くなってしまい、美味しさが損なわれてしまいます。なかなか売れにくいコーヒー豆を古くなった時点で買われたお客様はかなり残念な思いをされることでしょう。だって、相当、勇気を出して買ったことのない豆に手を出すわけですから・・・
もちろん、古くなる前に廃棄するお店も多いと思います。
でも、その廃棄する豆、もったいないです。僕にはできません・・・。
しかも、必ずその廃棄分の損失はコーヒー豆の販売価格に上乗せされているのです。
通販でもコーヒー豆を買う理由。
通販でコーヒー豆を買われる方には理由があると思います。
たぶん、「美味しい」とか「安い」とか「珍しい豆がある」とか。
「安い」とか「珍しいコーヒー豆がある」という特徴では他のお店にどんどん渡り鳥のように渡っていくように思います。
安いコーヒー豆を求めると値段で安い店があればすぐに浮気します。
珍しいコーヒー豆もそうかもしれません。
旅先や雑誌で珍しいコーヒー豆を扱うお店を見つけてはハントする。
お店としては安さや珍しさを追求し続けるのは大変なことです。
美味しいコーヒーですと同じお客さんにリピートしていただけます。
たぶん、コーヒーの趣味、傾向、センスが合うんだと思います。
富田屋はその方向を目指しています。
「初めてのお客様お試しセット」とか新規対策な何もしていません。
美味しさを追求し続けた結果、、、かどうかはさておき、今は毎月、リピートの方が95%くらい買ってくださっています。
近くにそういうお店があると送料も掛からずいいのですが、まだあちこちに美味しいコーヒー豆屋さんがあるわけではないようです。
富田屋での送料というとネコポス(メール便)でお送りすれば215円ですので、近くへ車で買いに行くガソリン代や時間を考えると逆に安いのかも知れません。
本当は全国各市町村で美味しいコーヒー豆屋さんがあると一番いいと思います。
そんなこんなで「コーヒー豆専門店」で「通販専門店」をやって行けております。
もし、「コーヒー豆専門店」に限らず、「通販専門店」に限らず、何か一本でちゃんと食べていけるようになりたい方がいらっしゃいましたら、僕に何かお教えできることがあれば何でもお教えいたします。
とにかく、珈琲の富田屋はお店といえども喫茶は出来ないし、コーヒー豆も陳列していないことをお伝えしたかったのです。
お洒落なカフェとお間違えの無いように、そして、何かご期待されて来られませんように、どうぞよろしくお願いいたします。
通販専門の珈琲の富田屋で一番人気のあるのが珈琲定期船です。よろしければ見てみてくださいね。
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