瞳を閉じて、ずっと浸っていたい世界
香り |
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コク |
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甘味 |
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苦味 |
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酸味 |
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- 浅煎り
- 中浅煎り
- 中煎り
- 中深煎り
- 深煎り
【中浅煎り】ゲイシャ種はやはり中浅煎りが合っています。
もう少し浅い目でも良いと思うのですが、個人的に強めの酸味が苦手なので中浅煎りが気に入っています。
原産国 | エルサルバドル |
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- 800g未満のご購入
¥1500 /100g(税込) -
- 800g以上のご購入
¥1360 /100g(税込) -
定期購入・リマさんのゲイシャ(エルサルバドル) コーヒー豆の特長
【毎月第2火曜日のみの焙煎&基本は定期購入】
こちらは基本的に毎月1度だけの焙煎。
第2火曜日焙煎&出荷、そして定期購入となります。
もし、単発でご希望の際はコメント欄にご記入ください。
【初登場】
2002年の開店以来初登場のコーヒー豆です。
リマさんの育てるゲイシャ
2004年、パナマのある農園で区画ごとに収穫・カッピングを行ったとき、ある区画の豆だけが驚くほど華やかな香りを放ちました。そのロットは国際コンテストで高評価を受け、一躍世界の注目を集めます。これが「ゲイシャブーム」の始まりです。
「遺伝子解析から見えてきたもの」
近年の解析によって、「ゲイシャ」と呼ばれる品種の中にも様々な系統が存在することが判明しました。実際には約6割が、その有名農園で注目された系統とは異なる背景を持っていたのです。つまり、すべてのゲイシャが同じ香りをもつわけではない、ということ。もしかすると、あの特別なゲイシャは、パナマという土地だからこそ生まれた奇跡だったのかもしれません。
「そしてリマさんのゲイシャ」
リマさんの農園で育つゲイシャは、あのパナマの有名農園から株分けされたもので、遺伝子的にも完全に一致しています。私たちがいま手にできる一杯は、世界を驚かせた“本物の系統”の香りを受け継いでいるのです。
2024年3月、焙煎人洲脇大輔はリマさんの農園を歩き、見て、赤い実をかじり、施設に行って何種類ものコーヒーをカッピングしました。
カッピング結果は毎年行っている田中さん曰く、「全体的に去年よりも点数が伸びている」ようでした。
特にエルコロソ農園ゲイシャ種は一緒に農園を巡ったコーヒー焙煎業者一同驚きの90点オーバー!
ライチの風味も感じた、このコーヒーがまさにリマさんのゲイシャです。
リマさんの哲学
リマさんにはずっと持っている仕事の哲学があります
私は伝統を守りながら環境に優しい取り組みを心掛けています。伝統を重んじていますが、それは変化を恐れる事でなく人として大事なところは決して変わらないからです。
大事なのは昔から存在する森を守り、品種を守り、絶やさないこと。
その場しのぎでなく継続する為にできる限り土壌、環境への配慮が巡り巡って還ってきます。
そういう思いのきっかけは、父の影響もありますが長年コーヒーに携わる中で自然から学びました。
この仕事で苗木を植える瞬間が一番好きです。
命を授けているような、森に還元できているような気持ちになります。
正直、お金だけのやりとりは好きじゃないんです。だからBOOKyourCOFFEEで繋がってくれている方のような一歩踏み込んだファミリーのようなお付き合いがとてもやりがいを感じます
児童労働とは無縁のコーヒー
世界全体で、約1億6,000万人の子どもたちが児童労働に従事しており、そのうち約70%が農業分野で働いていると言われています。
こちらのコーヒーはもちろん児童労働とは無縁のコーヒーです。知らず知らずの内に社会課題に加担しないよう気を付けないといけませんね。
勉強したくても学校に行けず、働きたくても仕事がない人が日本にも世界中でもたくさんいます。
でも、戦争は儲かるから、軍隊へは入れるかもしれません。食事も出るし、お給料も出ます。
もしかすると、どのコーヒーを選ぶかによっても戦争を終わらせられるかも知れません!
【農園主紹介 フェルナンド・リマ 】
エルサルバドル最大の処理場(日本でいう農協)の役員を務めるフェルナンドさん。自身の農園も多数所有・管理されています。
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《育った環境》
私は14人兄弟の大家族で育ち、父はとても厳格で母も躾に厳しい人でした。
父は医者だったのでコーヒー業は副業の位置づけでした。
とはいえ私の家系は150年前からコーヒー業を始めたので、既に伝統のようなものでした。
私自身も幼い頃から自然が大好きだったのですぐに農園に夢中になり14歳から栽培に関与し、学校終わりにはよく父に農園へ連れられました。
内戦の間も本来は危険だった山間部を訪れては農園を毎日ケアしました。
その頃は夜中銃声が家の外で鳴り響いていましたが朝になれば何事もなかったように普段の生活が営まれていたのを記憶しています。
【当時と今の違い】
昔は価格の乱高下こそあったものの作り方はシンプルでした。
今日は昔では考えられない病気や天候の変化襲い掛かってくるため、日々その変化に対応する力が求められています。
しかし高品質のコーヒーが味で評価される時代に入ったことは喜ばしく、従事していることに満足しています。
スペシャルティコーヒーとの出会いは私の気持ちを高め、良いものを作ればきちんと味で評価されるなんて、以前では考えられないことでした。
BYC(珈琲の富田屋の仕入れ先)のような単独バイヤーとも直接会える機会を与えてくれました。
【やりがいを感じる瞬間】
初めて来日した際に、私のコーヒーを日常的に飲んでくれている日本人のお客様に「あなたのコーヒーを飲んでから概念が変わりました」と言われ、大きな衝撃を受けました。
私の生産する豆が”単なる飲料の原料”という見方から大きく変わったのです。
同時に自分の仕事に大きな誇りを持つことができ、さらに美味しく作りたいと強く思うようになりました。
ご存じの通り、一度美味しいコーヒーを飲むと二度とまずいコーヒーには戻れませんから。
これからも情熱と誇りをもって取り組んでいきます。
【補足】
リマさんの生産するコーヒーは約60%はスペシャルティコーヒーとしての品質を維持し、残りの40%は品質面は達していませんがオーガニック認証は得ています。
品質を高められる農園は改善を加え、味の面で難しい農園はそうした付加価値で補っているそうです。
現地ではリマさん所有の農園と処理場はもちろん、エルサルバドル最大の広大な乾燥処理場も見ることができ、輸出直前の状態までを知ることが出来ます。
【行程】
①1-4月にかけ収穫
②Los Balcanes Micro Mill にてミュシレジを残しパルピング
⓷ドライ発酵処理
④アフリカンベッドで水分値11%になるまで乾燥
⑤欠点豆の除去や豆のクリーニングを手作業で行う。
⑥パッキング(グレインプロや真空)麻袋にマークを入れ、目的地まで出荷
「リマさんのゲイシャ」のネーミングについて。
リマさんが育てるコーヒーは繊細で優しく、心地よい。
大好きなリマさんの育てたゲイシャ種なので、そのまま、リマさんのゲイシャと名付けました。
今日も楽しいコーヒーライフをお過ごしください。
※完売の場合は何がお届けされるか分からないハッピーコーヒーが楽しくおすすめです。
生産国 | エルサルバドル | |
地方 | Apaneca (Ilamatepec 山脈) | |
農園名 | エルコロッソ農園 / El Corozo | |
産地 | サンタアナ | |
生産者 | フェルナンド・リマさん | |
品種 | ゲイシャ | |
標高 | 1900m | |
土質 | 火山由来で非常に水はけがよく有機物含有量が高い。 | |
雨量 | 3200㎜/年 | |
平均気温 | 14℃ | |
シェードツリー | 主にインガス、ヒノキ、コロゾの木(約75種) | |
当農園の受賞歴 | カップオブエクセレンス FINALIST FINALIST 2013 2020 リマさんのゲイシャは2021年にカップオブエクセレンスで3位を受賞 |
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精製方式 | ハニー精製 | |
栽培 | 殺虫剤・除草剤:不使用 天然肥料 |
産地でカッピングして僕自身は89.0点を付けました。
ライチのような風味やトロピカル、花を感じます。
そして、抜群のまとまり。
甘さもあり、ずっと浸っていたい世界です。
瞳を閉じて、集中して味わうと、心がほぐれていくでしょう。

中浅煎り
定期購入・リマさんのゲイシャ(エルサルバドル) コーヒー豆
- 香り
- コク
- 甘味
- 酸味
- 800g未満のご購入
¥1500 /100g(税込) -
- 800g以上のご購入
¥1360 /100g(税込) -