天気が雨や曇りでも、気持ちが曇っていても、自然と光差す。
香り |
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コク |
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甘味 |
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苦味 |
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酸味 |
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- 浅煎り
- 中浅煎り
- 中煎り
- 中深煎り
- 深煎り
【中深煎り】正直、このコーヒーはどの煎り具合でも美味しいです。
今月の珈琲定期船は他の2種類は出来れば中浅煎り、中煎りにしたかったので、このどのポジションでも活躍できる雲間のさやけさ選手に中深煎りを任せることにしました。
原産国 | メキシコ |
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- 800g未満のご購入
¥770 /100g(税込) -
- 800g以上のご購入
¥630 /100g(税込) -
雲間のさやけさ(メキシコ) コーヒー豆の特長
【初登場】
2025年6月の珈琲定期船:コーヒー豆の定期購入に入ります。
2002年の開店以来初登場のコーヒー豆です。
珈琲定期船は未開拓のコーヒーをご乗船者様にご案内する冒険号でもあります。
毎月1種類以上は初登場のコーヒーをお入れしています。
16年以上珈琲定期船にご乗船されている方が多いのは飽きないからかも知れません。
美味しい豆が毎年毎年どんどん蓄積されていくのが珈琲定期船。
気に入った豆、お客さんからの人気のある豆は幾度も登場します。
お客様との意思疎通を大事にしたいと思っています。
2019年メキシコのカップオブエクセレンス2位
メキシコ・チアパス州の高地で育まれたか「マイクロロット・スペシャルティコーヒー」。
標高1,500〜1,700mの冷涼な気候で、グアテマラとの国境にも近く、産地としても名高いウェウェテナンゴと同じ山系に所属します。
精製のバラエティが多く、多彩なコーヒーをわたしたちに提供してくれる実力の高い生産者グループ。
2019年メキシコのカップオブエクセレンス2位をはじめ、COEの常連としてメキシコ国内で名を馳せる農園のひとつ。
フィンカ・ドン・ラファのコーヒーについて
フィンカ・ドン・ラファはメキシコ・チアパス州のラスマルガリータスを生産拠点におく農園グループです。
農園は2014年、韓国人のKimさんがメキシコに渡ったところからスタートします。Kimさんがメキシコに住むようになったとき、彼には 2 つの目的がありました。
1つ目は、地元の農家さんと協力し、生産者と生産地域に対して、公正な取り組みの中でスペシャルティコーヒーを生産すること。
2つ目は、メキシココーヒー全体の品質の底上げです。
そのためには、熟したチェリーを収穫するという基本的なトレーニングから、生産工程の細部に至るまで、注意深く行うことを伝えていきました。
高品質コーヒーを生産するためのトレーニングとコミュニケーションを重ね、品質に見合う設備の提供も同時におこないました。
フィンカ・ドン・ラファの栽培の工夫
フィンカ・ドン・ラファを象徴するコーヒーはパチェ種です。
彼らのコーヒーは、バナナとチャラム (インガベラ) の木による木陰栽培をおこなっています。その中で、完熟したチェリーを選び、コーヒーはきれいな水タンクに通され、浮いているチェリーを取り除き、残りは発酵工程へと運ばれます。発酵は、コーヒーを密封されたEcotactのバッグに 72 時間入れ、無酸素状態をつくります。発酵が完了すると、コーヒーはアフリカンベッドで天日乾燥します。
最終的には、豆の水分量を10.0%~12.0%の範囲内になるように調整します。
ドン・ラファを象徴する「パチェ種」
グアテマラのコーヒーで時々パチェ種というのを見かけますが、それでもあまり聞きなれないという方もいるかもしれません。
ドン・ラファではパチェの栽培が盛んです。
集落の様子
年間を通して降雨量の多いサン・ラフェエル。 私が訪問していた日も、小雨が降っており、曇っている時間が長いようです。 集落の入り口は閉ざされていて、通行には、村の人の許可がいるというのが特徴的でした。
自然環境
・生態系の豊かさ:メキシコ・チアパス州ラスマルガリータスは、山岳地帯に位置し、豊かな生態系を誇る地域です。ここは火山性土壌と熱帯雲霧林に囲まれ、コーヒー栽培に理想的な環境を提供しています。年間を通じて適度な降水量があり、昼夜の寒暖差が大きいため、コーヒーチェリーがじっくり成熟し、甘みと風味が凝縮されます。
この地域の森林には、希少な鳥類や多様な動植物が生息し、自然環境の保全が重要視されています。シェードツリー農法による栽培が普及しており、コーヒーの木は大きな樹木の下で成長しながら、土壌の保水力を高め、生態系を維持する役割を果たしています。ラスマルガリータスの生産者は、環境に配慮した農業を実践しながら、高品質なスペシャルティコーヒーを生産しています。
・気候:熱帯〜亜熱帯に属するチアパス州ですが、標高が高いため比較的過ごしやすい気温になります。年間の平均気温はおおむね15〜20℃前後ですが、日中と夜間の寒暖差が大きくなることが多いです。
生産者からのメッセージ
現在、パチェ種のほかにもゲイシャなどの品種を育てており、一部の苗木はすでに植えられ、新たに大規模な苗床の整備を進めています。収穫量は少ないものの、高品質なコーヒーの生産を目指し、新たな精製プロセスを試みています。
特に、この地域の水不足を考慮し、ハニープロセスやナチュラルプロセスを採用しています。また、近隣のコミュニティの人々が経済的に向上できるよう支援も行っています。
「雲間のさやけさ」のネーミングについて。
このコーヒーの生産される地域は年間を通して降雨量が多く、曇っている時間が長いそうです。
そのようなどんよりした地域だからこそ、雲間から光の差す瞬間や、夜に月が見えると綺麗なんだろうなと思いました。
そんな短歌はないものかと探してみると!
秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ
左京大夫顕輔(百人一首79番)
ありましたね。
この「さやけさ」という言葉は「明るく澄んでいること、または清々しい状態」を表現します。曇っている日にコーヒーを飲んで心が晴れて、日が差すようです。
雨や曇りの多い季節、あるいは、気持ちがちょっと落ち込んでしまったときにピッタリのイメージなのでこの「雲間のさやけさ」と名前を付けました。
今日も楽しいコーヒーライフをお過ごしください。
※完売の場合は何がお届けされるか分からないハッピーコーヒーが楽しくおすすめです。
お客様のコメント
募集中
生産国 | メキシコ | |
エリア | チアパス州ラスマルガリータス | |
生産者 | Finca Don Rafa(フィンカ・ドン・ラファ) | |
品種 | パチェ種 | |
標高 | 1,500m~1,700m | |
精製方式 | ウォッシュト(水洗式) | |
栽培 | 栽培期間中農薬不使用 | |
その他 | 100%手摘み、水洗式、天日乾燥、スクリーン・比重選別、電子選別 |
中深煎りなのでちょっとした苦味を感じつつ、甘さで締めくくられます。
コクをしっかりと感じ、チョコレートやキャラメル、黒糖の甘さもあります。
アイスコーヒーでも十分しっかりとした甘さをお楽しみいただけるでしょう。
雨の日にこそお楽しみください。

中深煎り