経営理念が出来ました。
2002年の開業から経営理念がありませんでした。
ずっと作りたいなと思っていましたが、なかなか作れず、二十数年。
ようやくできました。
「自然とつながり元気がめぐる」
以下は2025年3月号の珈琲新聞に書いたものです。
2月3日になんと、23周年を迎えた富田屋ですがこれまで経営理念等はありませんでした。あるといいなとは思っていましたが、作ると永久に変えられないし、しっかり考えないと!と、敷居を高く考えていました。でも、しっかり考えるのは大事だけど、経営しながらその後の状況や社会情勢で見直していくものと知りました。そこでようやく、経営理念初版が出来ました。
「自然とつながり元気がめぐる」
パッと見て、良く分からないかと思います。これは珈琲の富田屋でこれまで行ってきた活動と、これから先もそういう風でありたいという事を表しました。「自然(山や海や川や空など)と人がつながって、元気が循環する」、という事と、「人と人が自然につながって、関係性が強まり、元気がめぐる」という意味です。これを理念に置くことであらゆる判断がこれに照らし合わせて決定できるようになります。
これまでの活動で身近な事では2011年からスタッフは障がいがある人や、働きづらさを抱えている人だけに来てもらっています。これまで4人の方が社会復帰されました。人と繋がることが苦手な方たちと繋がることでお互いに元気になれています。税金は使いたくないので補助金は受けていません。
珈琲の富田屋内での使うもの部門。印刷用紙は竹紙や裏紙を使います。竹紙は里山での竹害問題を知り、それを解決する竹100%で作った紙があると知り2011年から使用開始しました。針無しのホッチキスも出始めたころからすぐに使い無駄な金属の製造や廃棄が減ります。梱包で使うガムテープは20年ほど前から透明のポリプロピレン製ではなく、紙製です。お客さんが剥がしやすいという事(ストレスは元気が減るので)とプラごみ、二酸化炭素が減らせます。あと配送時の封筒やダンボールや紙袋は1度使ったものを再利用してもいいよというお客様には使わせてもらっています。再利用時は掃除機で埃を吸ったりの手間はありますが、資源を大事に使う事は知らない土地の山や川を守ります。もちろん、コーヒーの生豆もほとんどは環境に配慮した栽培のもので農薬不使用や化学肥料不使用も多く、児童労働もないと思われます。
富田屋でこっそり扱う商品部門。奈良のレモングラスのハーブティは高齢者の生きがいと耕作放棄地の解決、過疎地の元気に繋がり、無農薬なので地域の環境も汚染しません。田原ナチュラルファームさんのお茶も農薬不使用なので環境汚染しませんし、お茶はウィルスをやっつけてくれるので、健康維持に役立ち、元気に過ごせます。手間も根気も体力もいる農薬不使用栽培ではてるうささんの乾燥野菜は野菜の廃棄を減らし、高取ワークスさんの野菜は障がい者の仕事になり、配達時は配達先の人とも繋がります。おにみみコーラは今井町内のお店の商品で売れることで地域の元気に繋がります。ずくなし農園さんの生ハチミツは減少しているミツバチの飼育、健康に期待できるハチミツ。クロレラミンは福岡の工場まで何度か見に行きましたが環境に配慮した製造と安全な素材と商品、ペットも人も飲めばじわじわ元気になります。
少し富田屋から離れると、地域の方たちに開放してる工房2階のフリースペース、田んぼの畦の草刈り、ドリップバッグで今井町重要文化財と原子力発電所反対団体への寄付。珈琲定期船の1回目の代金を災害NGO結さんへの寄付。
これらは人と自然の繋がり、人と人との繋がり、それが自然や誰かの元気になりそれがめぐるという事に気付けました。
→珈琲の富田屋スタッフMさんが経営理念の動画を作ってくれました
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