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僕じゃない人のナポリ放浪記。

僕じゃない人のナポリ放浪記。

富田屋では毎月、珈琲新聞を作っています。
その中の「富田屋豆ま~め話」2018年6月の194号は僕じゃない人の「ナポリ放浪記」です。

【ナポリに行ったのは誰?】
富田屋から徒歩数分の場所にあるカフェnoshさん。(写真1枚目)
先日、店の前を通ると「イタリアに研修に行ってますのでお休みしています」と張り紙がありました。という事で、イタリアのことを聞きにお店に伺いました。
ナポリに行かれたのはnoshの店主さんです。
文章中、ちょっと汚い表現がありますので、コーヒーや食べ物を食べながら読まないようにお気を付け下さい。

【ナポリのバール文化】
行かれたのはナポリに1週間。イタリア南部(長靴のスネから足首あたり)の港町。これまでにフィレンツェ、ローマも行かれています。イタリアといえばバール。エスプレッソが飲めるお店です。イタリアにはどこの町でもバールがひしめき合っていて、1つの通りに10軒とか珍しくないようです。しかも、建物は外観は古いまま使っていて、町並みは美しく保たれています。すごいバール文化。しっかりと地元に根付いていますね。

 ナポリはエスプレッソ発祥の地と言われていて1860年創業の老舗ガンブリヌスやヘーゼルナッツペーストを使用したエスプレッソドリンクを考案したプロフェッソーレなどに行かれたそうです。(写真2枚目)
イタリアのエスプレッソは北から南に下るに伴って深煎りになると聞いたことがあったので聞いてみると、やはりそのようでした。そして、日本では嫌われがちなロブスタ種という品種をブレンドに入れるのが特徴です。濃厚さ、クレマの泡立ち、1杯の価格の安さに貢献します。今回のナポリはこれまでの訪問で一番南なので一番深煎りでパンチがあったそうです。
そして、どこの都市でもバールには老若男女が集い、特に地元民はバンコ(カウンター)でエスプレッソを立ち飲みし、ピャッと飲んでサッと出ていくのです。カッコいい。エスプレッソは基本的に砂糖を結構入れて飲むのでデザート感覚。特にナポリのは濃厚でチョコレートの印象を感じるようです。1ユーロでエスプレッソが飲めるので、1日に何度も、休憩のたびにお気に入りのバールに立ち寄ります。いい気分転換ですね。(ちなみに席に着くと同じドリンクでも3~5ユーロ)
カプチーノはミルク(牛の母乳)入りなのでイタリアでは子どもの飲むコーヒーと言われているようで「バンビーノ」とからかわれるそうです。だから、カプチーノを飲む男性はお店の人にバンビーノやから内緒にしといてネ!という事もあるとか。お茶目ですね。

そして、食べ物ではイタリア料理以外ほとんど見かけないという事です。日本食もハンバーグもカレーも中華も無いそうです。かろうじて、ローマ、フィレンツェ、ナポリの大きな駅にマクドが1軒あるくらいで、利用者の大半はアメリカ人や観光客だろうということです。イタリア人はイタリアの国を愛し、イタリア料理を愛しているのです。市場では生の空豆やフルーツをかじりながら歩いているスーツ姿の女性を見ることもあるそうです。
そんなイタリア独自のカッコよさの中、おかしな点もよく感じられるようです。泊まったホテルは「ベッドルーム」と「シャワー室兼トイレ」が同じ広さで日本ならばベッドルームを広く取るはずなのになんでだろう?と。また、トイレに関してはホテルもバールもほとんど便座が無いそうで、大をするときや女性はみんなどうしてるんだろうと不思議がられていました。さらに、驚くべきことに、南部のナポリはガラが悪いそうで、道路ではクラクションが絶えず鳴っていて、人はよく言い争いをしていて、道端ではオシッコやウンコをしている人も結構いるそうです…。お店でも平気で割込みがあるし、日常生活がサバイバル状態と表現されていました。地味にショックを受けます。
お近くの方は是非noshさんへ行ってイタリアやコーヒーのお話を聞きに行ってくださいね。

もともとはコーヒーが好きじゃなかったというnoshさん。ミルク入りのカプチーノを好んで飲まれていたそうです。
以前は事務職の会社員をされていたそうで、自分には合わないと辞められました。自分が飲食業をするとは全く想像してなかったそうですが、あれよあれよという内にnosh開店という運びになられたようです。天のお導きですね。そして、実際、飲食業をやってみて、しっくり来られているそうで何よりです。

流行り廃りの無いものをちゃんとやっていって、地元に根差したお店、毎日気軽に立ち寄ってもらえる場所になればとおっしゃっています。
すでにパスタなどに使われる野菜は地元のおいしい無農薬野菜栽培kumaFARMさんの野菜を使っておられ、イタリアのような地元愛が垣間見えます。

【nosh】
奈良県橿原市八木町1の9の1
近鉄八木西口駅徒歩1分
0744(24)1117
OPEN12時~22時頃 (終日禁煙)
定休日:日曜日、第1,3月曜日

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